結婚式の一大演出「プロフィールムービー」。新郎新婦のヒストリーを彩るBGMに、おしゃれな「洋楽」を使いたいと考えるカップルは多いのではないでしょうか。メロディーが素敵なのはもちろん、会場の雰囲気を一気に感動的、あるいはスタイリッシュにしてくれるのが洋楽の魅力です。

プロフィールムービーに洋楽を使いたいけど、たくさんありすぎて選べないな…。あと、著作権とかって大丈夫なのかな?

大丈夫ですよ!この記事では、結婚式のプロフィールムービーにぴったりの人気洋楽をシーン別に30曲ご紹介します。さらに、曲選びのコツから、気になる著作権やISUMの知識まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。一緒に最高の1曲を見つけましょう!
この記事を読めば、曲選びの悩みや不安が解消され、お二人の物語にぴったりの洋楽がきっと見つかります。
【シーン別】プロフィールムービーで人気の洋楽おすすめ30選
まずは、結婚式のプロフィールムービーで実際に人気があり、使いやすい洋楽を「感動・ロマンティック」「おしゃれ・ポップ」「定番・名曲」の3つのシーンに分けてご紹介します。
感動的なシーンに|心に響くロマンティック・バラード10選
新婦パートの締めくくりや、二人の思い出を振り返る感動的なシーンにぴったりの、心温まるバラードです。
- Ed Sheeran – “Thinking Out Loud”
解説: 「70歳になっても君を愛している」と歌う、永遠の愛を誓う歌詞が魅力。穏やかなメロディが感動を誘います。 - John Legend – “All of Me”
解説: 「僕のすべてが君のすべてを愛している」というストレートな歌詞が胸を打つ、現代のウェディングソングの定番です。 - Christina Perri – “A Thousand Years”
解説: 「千年も君を愛してきた、そしてこれからも千年も愛し続ける」という壮大な愛を歌った曲。感動的なシーンをよりドラマチックに演出します。 - Bruno Mars – “Just the Way You Are”
解説: 「ありのままの君が素晴らしい」という全肯定のメッセージが嬉しい一曲。新婦パートにおすすめです。 - Elton John – “Your Song”
解説: 「君がいる世界はなんて素晴らしいんだろう」と歌う、色褪せない愛の名曲。温かい気持ちに包まれます。 - Michael Bublé – “Everything”
解説: ポップで軽快なメロディに乗せて「僕にとって君がすべて」と歌う、ハッピーでロマンティックな一曲。 - Calum Scott – “You Are The Reason”
解説: 優しくも力強い歌声が心に響くバラード。「君こそが僕の生きる理由」という歌詞が感動的です。 - Ed Sheeran – “Photograph”
解説: 「僕たちは写真を心に留めておくことで、愛を保存するんだ」という歌詞が、写真を多く使うプロフィールムービーにぴったりです。 - Coldplay – “Fix You”
解説: 壮大で感動的なメロディが魅力。「君を支えたい」という深い愛情や絆を感じさせる一曲です。 - The Beatles – “Here Comes the Sun”
解説: 明るい未来や希望を感じさせる、優しく温かい名曲。二人のパートの始まりなどにもおすすめです。
明るく楽しいシーンに|おしゃれなポップス・アップテンポ10選
新郎パートや二人の楽しい思い出のシーン、ムービーのオープニングを明るく飾りたい時におすすめの楽曲です。
- Pharrell Williams – “Happy”
解説: 聞くだけで誰もが幸せな気分になる定番ハッピーソング。会場全体を楽しい雰囲気で包み込みます。 - Maroon 5 – “Sugar”
解説: 結婚式をサプライズで訪れるMVも有名なウェディングの定番曲。キャッチーで盛り上がります。 - Justin Timberlake – “Can’t Stop The Feeling!”
解説: 思わず踊りだしたくなるような、ポジティブなエネルギーに満ちた一曲。楽しい二人の思い出にぴったり。 - Taylor Swift – “Shake It Off”
解説: 「気にせず楽しもう!」というメッセージが込められた、明るくポップなナンバー。元気な新郎新婦におすすめ。 - Walk the Moon – “Shut Up and Dance”
解説: 80年代を彷彿とさせる陽気なダンスロック。二人の出会いのシーンなどを楽しく演出できます。 - Katy Perry – “Firework”
解説: 「あなたには内なる輝きがある」という応援歌。前向きな気持ちにさせてくれるパワフルな一曲です。 - One Direction – “What Makes You Beautiful”
解説: 爽やかでアップテンポなメロディが魅力。フレッシュなカップルにぴったりのラブソングです。 - Daft Punk – “Get Lucky”
解説: おしゃれでグルーヴィーなサウンドが、洗練された大人の雰囲気を演出します。 - Jason Mraz – “I’m Yours”
解説: 心温まるウクレレのサウンドと優しい歌声が、リラックスした幸せな空間を作り出します。 - Queen – “Don’t Stop Me Now”
解説: 圧倒的な多幸感と疾走感が魅力。これからの輝かしい未来を予感させる、パワフルな名曲です。
入場や歓談にも使える|時代を超えて愛される定番・名曲10選
世代を問わず誰もが一度は聴いたことのある名曲たち。親族や上司など、幅広い年代のゲストが出席する結婚式でも安心して使えます。
- Queen – “Bohemian Rhapsody”
解説: 壮大な構成で誰もが知るロックの名曲。ムービーにドラマチックな迫力を与えます。 - Led Zeppelin – “Stairway to Heaven”
解説: 静かな始まりから壮大に展開していく構成が感動的。ロック好きのカップルに。 - The Rolling Stones – “Paint It Black”
解説: イントロからインパクト抜群。スタイリッシュでクールなムービーに仕上がります。 - Johann Pachelbel – “Canon in D Major” (カノン)
解説: 結婚式のBGMとしてあまりにも有名なクラシックの定番。厳かで神聖な雰囲気を演出します。 - Johann Sebastian Bach – “Air on the G String” (G線上のアリア)
解説: 心が洗われるような、穏やかで美しい旋律。しっとりとした感動的なシーンに最適です。 - Whitney Houston – “I Will Always Love You”
解説: パワフルな歌声で「永遠の愛」を歌い上げる、不朽のラブバラードです。 - Celine Dion – “My Heart Will Go On”
解説: 映画『タイタニック』の主題歌として世界的に有名な一曲。壮大でロマンティックな愛を表現できます。 - ABBA – “Dancing Queen”
解説: 世代を超えて愛される、ハッピーでダンサブルな名曲。会場が一体となって楽しめます。 - Stevie Wonder – “Signed, Sealed, Delivered I’m Yours”
解説: 「署名して、封をして、配達済み。僕は君のもの」という歌詞がキュート。リズミカルで楽しい一曲です。 - Journey – “Don’t Stop Believin'”
解説: 前向きなメッセージと高揚感のあるサビが魅力。二人の輝かしい未来を祝福するのにぴったりです。
もう迷わない!プロフィールムービーの洋楽選び3つのコツ
素敵な曲がたくさんあって迷ってしまいますよね。そんな時は、以下の3つのコツを意識すると、スムーズに曲選びが進みます。
コツ1:ムービーの構成と雰囲気に合わせる
プロフィールムービーは、一般的に「新郎パート」「新婦パート」「二人のパート」の3部構成で作られます。それぞれのパートの雰囲気に合わせて曲調を変えると、メリハリのある感動的なムービーになります。
- 新郎パート:爽やかでアップテンポな曲、少しロックな曲など
- 新婦パート:優しくキラキラしたポップス、心温まるバラードなど
- 二人のパート:感動的なバラード、壮大なラブソング、ハッピーな定番曲など
「どんな雰囲気のムービーにしたいか」を二人で話し合ってから曲を探し始めるのがおすすめです。
コツ2:【重要】歌詞の意味を必ず確認する
メロディーが素敵でも、歌詞が別れや失恋を歌っているなど、結婚式にふさわしくない内容の場合があります。これは洋楽選びで最も注意すべきポイントです。

たしかに!メロディーだけで選んで、後から歌詞の意味を知ったらショックかも…。
曲名で検索すれば和訳サイトがたくさん見つかります。必ず歌詞の内容を確認し、二人の門出にふさわしい曲を選びましょう。
コツ3:映像のテンポと曲のリズムを合わせる
写真が次々と切り替わるテンポの速いシーンにはアップテンポな曲を、一枚の写真をじっくり見せる感動的なシーンにはスローなバラードを合わせるなど、映像と曲のリズムを合わせるとムービーの一体感が高まります。
【必須知識】洋楽を使う前に知りたい著作権の話
「素敵な曲が決まった!でも、結婚式で勝手に流していいの?」そんな疑問を持つのは当然です。音楽には「著作権」があり、ルールを守って正しく利用する必要があります。ここでは、初心者の方にも分かりやすく解説します。
原則:市販のCD音源を使うなら「ISUM」への申請が必要
アーティストが歌う市販の楽曲(CDやダウンロード購入した曲)を結婚式のムービーに使用する場合、原則としてISUM(アイサム)という団体を通して著作権の手続きを行う必要があります。

ISUMは、結婚式で使う音楽の著作権手続きを代行してくれる団体です。これを利用することで、アーティストの権利を守りつつ、安心して好きな曲を使えるんですよ。
ISUMの利用方法
個人でISUMに直接申請することはできません。ムービーの制作を依頼する結婚式場や専門業者が、ISUMに登録している事業者である必要があります。使いたい曲が決まったら、まずはプランナーさんや業者さんに「この曲はISUMで申請可能ですか?」と確認してみましょう。
ISUMの公式サイトでは、利用可能な楽曲リストを検索できます。
一般社団法人音楽特定利用促進機構(ISUM)公式サイト
選択肢:ISUMに無い曲は「著作権フリー音源」を使おう
「使いたい曲がISUMのリストになかった…」そんな場合でも諦める必要はありません。その際の選択肢が「著作権フリー(ロイヤリティフリー)音源」です。
- 著作権フリーとは:著作権者が「自由に使って良いですよ」と許可している音楽のこと。多くは無料で利用できます。
- ロイヤリティフリーとは:一度使用料を支払えば、その後は追加料金なしで何度でも使える音楽のこと。有料のサービスがこれにあたります。
これらの音源を使えば、ISUMの申請なしでムービーに音楽を使用できます。クオリティの高い楽曲もたくさんありますよ。
おすすめの著作権フリー音楽ダウンロードサービス
信頼できる著作権フリー音楽サービスをいくつかご紹介します。
- YouTubeオーディオライブラリ
概要: YouTubeが公式に提供している完全無料のサービス。ジャンルも豊富で、安心して利用できます。 - Bensound
概要: おしゃれで高品質な楽曲が多い海外サイト。無料でも利用できますが、クレジット表記などの利用条件を確認しましょう。 - Artlist(アートリスト)
概要: 有料ですが、映画で使われるような非常にクオリティの高い楽曲が揃っています。こだわりの一本を作りたい方におすすめです。
まとめ:お気に入りの洋楽で、最高のプロフィールムービーを
今回は、結婚式のプロフィールムービーにおすすめの洋楽や、その選び方、著作権について解説しました。
【洋楽選びのポイント】
- シーンや雰囲気に合わせて曲を選ぶ
- 必ず歌詞の意味を確認する
- 市販の曲はISUM、無ければ著作権フリー音源を活用する
音楽は、お二人の大切な思い出をより一層輝かせる魔法のような力を持っています。たくさんの曲の中から、二人の物語にぴったりの一曲を見つけて、ゲストの心に残る感動的なプロフィールムービーを完成させてくださいね。
Q&A
- Q1: プロフィールムービーの曲選びで一番やってはいけないことは何ですか?
- A1: メロディーだけで選んでしまい、歌詞の意味を確認しないことです。お祝いの場にふさわしくない、別れや失恋をテーマにした曲を選んでしまう失敗がよくあります。必ず和訳をチェックしましょう。
- Q2: 使いたい洋楽がISUMのリストにありません。どうすれば良いですか?
- A2: 残念ながらその楽曲をムービーに使用することは難しいです。代替案として、曲の雰囲気が似ている別のISUM登録曲を探すか、クオリティの高い「著作権フリー音源」の中からイメージに合う曲を探すことをおすすめします。
- Q3: 著作権フリーの音楽なら、本当に何をしても無料・自由に使えますか?
- A3: いいえ、サービスや楽曲ごとに利用規約が定められています。「クレジット表記(作者名の記載)が必要」「商用利用は不可」など条件がある場合が多いので、必ず各サイトの利用規約を確認してから使用してください。