結婚式のプロフィールムービー作りで、多くの方が写真選びと同じくらい頭を悩ませるのが「コメント作成」です。
「最初の数枚は書けたけど、だんだん思いつかなくなった…」
「伝えたいことはあるはずなのに、うまく言葉にできない…」
そんなお悩み、あなただけではありません。
でも、ご安心ください。この記事では、コメントが思いつかない時に役立つ**2つの強力な解決策**をご提案します。
解決策②:いっそコメントなしで!お洒落なムービーを作るテクニック
まずは解決策①を試し、それでも難しければ解決策②を選ぶ、という流れで読み進めてみてください。きっと、あなたに合った方法が見つかるはずです。
まずはテンプレートでイメージを掴もう!
コメントを考える前に、まずはどんなムービーが作れるかを知るのが一番の近道です。テンプレートを使えば、専門的な知識がなくても、写真やコメントを差し替えるだけで、プロ品質のムービーを簡単に作成できます。

写真やコメントを挿入するだけで簡単にプロフィールムービーが作れますよ。テンプレートを活用して、素敵なムービーを作りましょう!
解決策①:コメントがスラスラ書けるようになる3つのステップ
「やっぱりコメントで想いを伝えたい!」という方は、以下のステップを試すだけで、驚くほど筆が進むようになります。
ステップ1:【最重要】ムービーの「テーマ」を1つ決める
コメントが思いつかない最大の原因は、**「誰に、何を伝えたいか」というテーマが曖昧**なことにあります。テーマが決まれば、コメントの方向性もおのずと定まります。
例えば、この写真を見てください。
- テーマなしの場合:「おもちゃの包丁で野菜をチョキン 楽しく遊んでいました」
→事実を説明しているだけ。 - テーマが「両親への感謝」の場合:「いつも笑顔で遊んでくれたお母さん 本当にありがとう」
→感謝の気持ちが伝わる。 - テーマが「ゲストを楽しませる」の場合:「この日からケーキ入刀の練習を始めていました(笑)」
→ユーモアが生まれ、会場が和む。

同じ写真でも、テーマ次第でコメントは全く変わります。まずは「両親に感謝を伝えたい」「ゲストに私たちのことを知ってほしい」など、たった一つで良いのでテーマを決めてみましょう。
各テーマや年代に沿った色々なコメントが考えられます。コメントについて総合的に知りたい新郎新婦様には以下の記事がお勧めです。
ステップ2:二人で「魔法の質問リスト」に答えてみる
テーマが決まったら、次はお二人で以下の質問に答えながら、思い出やエピソードを具体的に掘り下げていきましょう。話しているうちに、コメントにしたい言葉がたくさん見つかるはずです。
- 初めて出会った時の第一印象は?
- 最初のデートはどこで何をした?
- 一番思い出に残っている旅行や出来事は?
- 相手のどんなところが好き?(具体的に)
- 一番笑った共通の思い出は?
- 大変だったけど、二人で乗り越えた経験は?
- プロポーズはどんな言葉だった?その時どう思った?
- お互いの家族と初めて会った時のエピソードは?
- これからの未来、どんな家庭を築きたい?
- 結婚式に来てくれるゲスト一人ひとりへの想いは?
ステップ3:箇条書きでOK!キーワードを書き出す
質問に答える中で出てきた「言葉」や「感情」を、写真ごとに箇条書きでメモしていきましょう。初めから完璧な文章にする必要はありません。「楽しかった」「嬉しかった」「ありがとう」といった単語だけでもOKです。そのキーワードを繋ぎ合わせるだけで、自然とあなたらしいコメントが完成します。
解決策②:コメントなしでお洒落なムービーを作る5つのルール
色々試したけど、やっぱりコメントを書くのが難しい…。または、あえて映像と音楽でシンプルに伝えたい。そんな方は「コメントなし」という選択も全く問題ありません。ただし、成功させるには5つの重要なルールがあります。
ルール1:【最重要】最初と最後の挨拶だけは必ず入れる
コメントなしのムービーでも、**冒頭のタイトル(例:「Our Story」)と、締めの感謝のメッセージ**だけは必ず入れましょう。これがないと、ゲストは何の映像が始まったのか分からず、唐突に終わってしまいます。最低限の「額縁」をつけることが、作品として見せるためのマナーです。
ルール2:一目見てわかる「伝わる写真」を選ぶ
コメントで補足説明ができない分、何をしているか、誰が写っているかが一目でわかる写真を選びましょう。集合写真など、誰が主役か分かりにくい写真は避けるのが無難です。
ルール3:テンポを意識!写真の表示時間は短くする
コメントを読む時間が必要ないため、1枚あたりの表示時間は**3~5秒程度**に設定し、テンポよく切り替えていきましょう。通常のコメントありムービー(7~8秒)と同じ時間だと、間延びしてゲストを退屈させてしまいます。
ルール4:音楽をもう一人の主役にする
コメントがない分、BGMの重要性が格段に上がります。歌詞が二人の気持ちを代弁してくれるような「メッセージ性の高い曲」を選んだり、曲の盛り上がりに合わせて写真やエフェクトを切り替える「音ハメ」を意識すると、クオリティがぐっと上がります。
ルール5:映像表現で変化をつける
写真のズームイン・ズームアウト、パン(左右に振る)といった動きや、写真が切り替わる時のトランジション(画面効果)を効果的に使いましょう。こうした「動き」が、コメントの代わりに見る人を飽きさせない工夫になります。
まとめ:あなたに合った方法で、想いを伝えよう
プロフィールムービーのコメントに悩んだら、まずは今回ご紹介した2つの解決策を試してみてください。
- まずは解決策①:ムービーの「テーマ」を一つ決め、「魔法の質問リスト」に答えてみることで、コメントの糸口を探す。
- それでも難しければ解決策②:「コメントなし」と割り切り、その代わり「5つのルール」を守って、映像と音楽で魅せるムービ作りに挑戦する。
どちらの方法を選んでも、ゲストに想いは伝わります。無理せず、お二人が「これならできる!」と思える方法で、素敵なムービーを完成させてくださいね。
Q&A
Q1: コメントが全く思いつきません。最初に何をすれば良いですか?
A1: まずはお二人で、ムービーの「テーマ」を一つだけ決めてみてください。「両親への感謝」「ゲストへの自己紹介」など、目的が定まるだけで、どんなコメントを書けば良いかの方向性が見えてきます。
Q2: 「コメントなし」は手抜きだと思われませんか?
A2: 全くそんなことはありません。ただし、写真の表示時間を短くしたり、音楽と映像のタイミングを合わせたりといった「編集の工夫」が不可欠です。工夫次第で、コメントありのムービー以上にスタイリッシュで感動的な作品になります。
Q3: コメントなしにする場合、本当に何も文字がなくて良いのですか?
A3: いいえ、最低限「ムービーの開始を告げるタイトル」と「締めの感謝メッセージ」は必須です。これらがないと、ただのスライドショーになってしまい、ゲストへの配慮に欠ける印象を与えてしまう可能性があります。