私たちらしい結婚式オープニングの作り方|定番曲を避けて個性を出す3つの軸と選曲ガイド

| 選曲アプローチ | 向いている式 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 定番曲(髭男・福山雅治等) | 両親世代多めの式・ゲスト全員が知る曲を最優先 | 他のカップルとかぶりやすく、お二人の個性が出にくい |
| 思い出曲(出会いの曲・好きなアーティスト) | お二人の物語を主役にする式・ゲストに記憶に残したい | 両親世代や親族の認知度が低くなる可能性 |
結婚式オープニングで「私たちらしさ」をどう表現するか——多くのお二人が一度は迷う問いです。定番曲は安心だけど他とかぶる。思い出曲は個性が出るけど両親が知らないかもしれない。この2軸のあいだに、実は「個性を出しつつ無難さも保つ」第3の道がいくつもあります。
本記事では「私たちらしい」を3つの軸(出会いの軸・趣味の軸・物語の軸)で定義しなおし、それぞれにふさわしい選曲アプローチと映像への落とし込みを物語形式で整理します。「定番曲か思い出曲か」の二者択一ではなく、お二人ならではの第3の解を作る視点でまとめました。
「私たちらしさ」を出会いの軸・趣味の軸・物語の軸の3軸で再定義し、それぞれに合う選曲・映像演出・両親世代への配慮・かぶり回避テクニックを整理します。定番曲と思い出曲の「あいだ」にあるお二人だけの解を見つける記事です。
「私たちらしさ」とはなにか:3つの軸で定義しなおす
「私たちらしい」を漠然と考えると選曲は迷走します。具体的に何が「らしさ」を作るのかを3つの軸に分けて整理します。お二人の式は、この3軸のうちどれを主役にしたいでしょうか。
軸1:出会いの軸(2人の関係史)
付き合い始めた頃の流行曲、初デートで聞いた曲、プロポーズの場面で流れていた曲——お二人の関係史と直結する楽曲を選ぶ軸です。ゲストには「2人の物語を音で味わってもらう」体験を提供できます。出会いから現在までを物語として組み立てやすく、両親も知らない曲だったとしても「2人の歴史」として受け取ってもらえます。
軸2:趣味の軸(2人のセンス・嗜好)
お二人が好きなアーティスト、よく行くライブ、自宅でかけている音楽——お二人の日常のセンスを伝える楽曲を選ぶ軸です。バンドサウンド系、洋楽アコースティック、ジャズ、クラシックなど、お二人の音楽的嗜好をゲストに伝えるアプローチ。「あの2人らしいセンスだ」とゲストの記憶に残ります。
軸3:物語の軸(式のテーマやコンセプト)
「ゲストへの感謝」「家族の絆」「これからの旅立ち」など、お二人が結婚式でいちばん伝えたいテーマに合わせて選曲する軸です。歌詞のメッセージが式のテーマと完璧に重なれば、定番曲を使ってもお二人らしさが出ます。コンセプトが明確な式に最適。
| 軸 | 主役にしたい人 | 向く選曲 |
|---|---|---|
| 出会いの軸 | 2人の物語をゲストに見せたい | 出会い年のヒット曲・思い出の曲・プロポーズの曲 |
| 趣味の軸 | 2人のセンス・人柄を伝えたい | 好きなバンド・ジャンル・アコースティック |
| 物語の軸 | 式のテーマやメッセージを伝えたい | テーマと歌詞が完璧に重なる曲(定番含む) |
軸別の具体事例:お二人の式に置き換えてみる
3つの軸を、実際の選曲事例として物語形式で見ていきます。お二人の式と重ねながら読んでみてください。
事例A:出会いの軸——大学の音楽サークルで出会った2人
サークルでギターを弾いていた新郎と、その演奏を聞きに来ていた新婦。初めて2人で行ったライブがMr.Childrenだった——という背景があるなら、オープニングは『innocent world』『365日』など、お二人の出会いの時代を象徴するMr.Childrenの楽曲から選びます。両親世代も認知度が高く、ゲスト全員にも届きます。「あ、2人にとって特別な曲なんだ」と物語が立ち上がります。
事例B:趣味の軸——洋楽アコースティック好きの2人
日常的にEd SheeranやJason Mraz、John Mayerを聞いている2人なら、オープニングはEd Sheeran『Photograph』やJason Mraz『I’m Yours』のようなアコースティック洋楽を選びます。両親世代の認知度は下がりますが、「あの2人らしい洗練さ」がゲスト全員に伝わります。趣味の軸では、両親には事前に「私たちらしい音楽で式を作ります」と伝えておく一手間が大事。
事例C:物語の軸——両親への感謝を主役にする式
「両親に感謝を伝えたい」が結婚式のメインテーマなら、オープニングは『家族になろうよ』(福山雅治)『未来へ』(Kiroro)など、家族テーマの楽曲を選びます。定番曲を使うので「他とかぶる」可能性はありますが、お二人の式のテーマと歌詞が完璧に重なれば、定番でも「お二人らしさ」が出ます。映像で両親写真を歌詞のキーフレーズに合わせて配置すると独自性が増します。
定番曲と思い出曲の「あいだ」を作る3つのテクニック
「定番曲か思い出曲か」の二者択一を避け、両者の中間にお二人だけの解を作る3つのテクニックです。
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1
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定番アーティストの「準定番曲」を選ぶ 髭男なら『115万キロのフィルム』ではなく『I LOVE…』、福山雅治なら『家族になろうよ』ではなく『最愛』を選ぶ。同じアーティストの別曲に変えるだけで、定番感は残しつつかぶり率が大きく下がります。 |
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2
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原曲のアコースティック版・ピアノアレンジ版 公式リリースされているアコースティック版・ピアノ版を選ぶと、原曲とは違うニュアンスでお二人らしさが出ます。MISIA『アイノカタチ』アコースティック版、福山雅治『家族になろうよ』ピアノ版などが公式リリースで存在します。 |
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3
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定番曲を「映像の組み立て方」で差別化 同じ『115万キロ』を使っても、写真選び・テロップ・配色でいくらでも独自性が出せます。お二人の幼少期から現在の長い時間軸を見せる/プロポーズの再現写真を入れる/お二人のテーマカラーで統一する——これらが映像側の個性になります。 |
軸別の選曲30選:出会い軸15曲・趣味軸10曲・物語軸5曲
3つの軸ごとに、お二人の参考になりそうな楽曲を整理します。これは「正解」ではなく出発点として、お二人の物語と重なる曲を見つけるヒントとしてご覧ください。
出会いの軸 おすすめ15曲(2010〜2025年のヒット曲から)
| 時代 | 曲名 | アーティスト |
|---|---|---|
| 2010-2012 | 家族になろうよ | 福山雅治 |
| 2013-2014 | 糸 / にじいろ | 中島みゆき / 絢香 |
| 2015-2016 | 恋 / アイノカタチ | 星野源 / MISIA×HIDE |
| 2017-2018 | HANABI / Lemon | Mr.Children / 米津玄師 |
| 2019-2020 | 115万キロのフィルム / マリーゴールド | 髭男 / あいみょん |
| 2021-2022 | ドライフラワー / 怪物 | 優里 / YOASOBI |
| 2023-2024 | アイドル / 祝福 | YOASOBI / YOASOBI |
| 2025 | 勇者 / Subtitle | YOASOBI / 髭男 |
お二人が「付き合い始めた年」「初デートの年」「プロポーズの年」のヒット曲から選ぶと、自然に出会いの軸の物語が立ち上がります。
趣味の軸 おすすめ10曲(ジャンル別の代表曲)
| ジャンル | 曲名 | アーティスト |
|---|---|---|
| 洋楽アコースティック | Photograph | Ed Sheeran |
| 洋楽ボサノヴァ | I’m Yours | Jason Mraz |
| バンドサウンド | あなたに | MONGOL800 |
| ジャズ | L-O-V-E | Nat King Cole |
| R&B | All of Me | John Legend |
| クラシック | カノン | パッヘルベル |
| インディーポップ | Make You Feel My Love | Adele |
| 映画音楽 | One Summer’s Day | 久石譲 |
| アニメソング | ハナミズキ / 残酷な天使のテーゼ | 一青窈 / 高橋洋子 |
| フォーク・カントリー | Country Roads | John Denver |
物語の軸 おすすめ5曲(式のテーマ別)
| 式のテーマ | 代表曲 | 合う理由 |
|---|---|---|
| 両親への感謝 | 家族になろうよ(福山雅治) | 「100年経っても」家族テーマ直球 |
| 2人の絆 | 糸(中島みゆき) | 「縦と横の糸が出会う」運命の縁 |
| 新たな旅立ち | StaRt(Mrs.GREEN APPLE) | 「始まり」直球テーマ |
| ゲストへの感謝 | ありがとう(いきものがかり) | 「ありがとう」直球メッセージ |
| 挑戦と未来 | 勇者(YOASOBI) | 「勇者」モチーフが新郎入場と重なる |
「私たちらしさ」を映像で増幅する3つのテクニック
楽曲が決まっても、映像の組み立てが定型のままだと「お二人らしさ」が薄れます。映像側で個性を増幅する3つのテクニックを紹介します。
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テーマカラーで統一
お二人のテーマカラー1色を決め、映像のテロップ・背景・縁取りに使う。色の統一感がそのまま「らしさ」になります。 |
2人の手書きメッセージ
途中のテロップをお二人の手書き文字に置き換える。フォントの均質さから一気に「手作り感」「らしさ」が立ち上がります。 |
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共通の場所・モチーフを散りばめる
プロポーズした場所・初デートの場所・好きなカフェ・好きな本——お二人にとって意味のあるモチーフを映像の各所に小さく散りばめます。 |
BGM以外の音(歓声・声・笑い声)
楽曲の隙間にお二人のプロポーズの声・友人の歓声などを薄く重ねると、映像が一気に立体的になります(著作権の心配のないお二人自身の音声を使う)。 |
両親世代への配慮:思い出曲を使うときの一言サポート
「私たちらしさ」を出会いの軸や趣味の軸で表現する場合、両親世代がその曲を知らない可能性が高くなります。式の前にお二人ができる小さな配慮を整理します。
「結婚式のオープニング曲は、私たちの出会った頃によく聞いていた『○○』にすることに決めました。お父さん・お母さんは知らない曲かもしれませんが、私たちにとっては特別な思い出の1曲なので、当日聞いていただけたら嬉しいです」
——式の1-2ヶ月前にこの一言を伝えるだけで、両親も「2人らしさ」を理解した上で式当日を迎えられます。
「私たちらしい」オープニングに合うnf-bridalテンプレート3選
2人のパーソナル感を主役にするなら → dear(親しい・愛しい質感)
dearは柔らかな筆致と親しい色合いが特徴のオープニングテンプレート。出会いの軸で「2人の物語」を主役にする式に最適です。お二人の出会い年のヒット曲(『恋』『マリーゴールド』『ドライフラワー』など)と組み合わせると、家族写真や思い出写真の温度感が増幅されます。レストランウェディング・家族親族中心の披露宴に向きます。
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親しい質感×2人の物語
ゲストへの招待感を主役にするなら → comeover(歓迎の温度感)
comeoverは「ようこそ私たちの式へ」という招待のニュアンスを持つオープニングテンプレート。物語の軸でゲストへの感謝を主役にする式と組み合わせると、入場の瞬間にゲスト全員に「私たちのために集まってくれてありがとう」が伝わります。『ありがとう』(いきものがかり)『世界に一つだけの花』(SMAP)など感謝直球テーマと自然に響きます。
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歓迎の温度感×ゲスト感謝
2人の個性が灯るオリジナリティなら → akari(灯りの優しさ)
akariは灯りの優しさと2人だけのキラめきを表現したオープニングテンプレート。趣味の軸でお二人のセンスを主役にする式と最も相性が良い設計です。洋楽アコースティック(Ed Sheeran『Photograph』)・ジャズ(Nat King Cole『L-O-V-E』)・クラシック(『カノン』)など、お二人らしい趣味の楽曲と組み合わせて、洗練された個性のあるオープニングを作れます。
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灯りの優しさ×2人のセンス
※ 3商品ともPowerPoint版でiTunes購入版MP3を使って編集できるオープニング用テンプレート。サブスクDRM問題を回避しつつ、お二人らしい選曲との同期がしやすい設計です。
まとめ:お二人の「らしさ」はどの軸から始まりますか?
「私たちらしさ」は3つの軸(出会いの軸・趣味の軸・物語の軸)のうち、お二人が今いちばん大切にしたい軸から始まります。定番曲と思い出曲のあいだに、お二人にしか作れない第3の解がきっとあります。準定番曲・アコースティック版・映像側の個性——いずれかの工夫を1つ取り入れるだけで、ありふれた選曲もお二人だけのオープニングに変わります。お二人の式の最初の1分、どの軸の物語から始めるか、ぜひ2人で話し合ってみてください。
Q&A:私たちらしいオープニング選曲のよくある追加疑問
Q. 出会いの軸と趣味の軸、両方を取り入れるのはあり?
A. むしろ推奨です。オープニングは出会いの軸の曲・お見送りBGMは趣味の軸の曲のように、シーン別に軸を分けると2人の多面性が出ます。1曲だけで全てを背負わせる必要はなく、シーン別に軸を切り替えるとお二人らしさが立体的になります。
Q. 個性を出しすぎて両親や親族が引かないか心配です。
A. 事前の一言サポート(両親への事前説明テンプレート参照)があれば、ほぼ問題なく受け入れられます。心配な場合は、個性曲の中に1曲だけ世代横断曲を混ぜる(出会いの軸メインで、お色直し後の再入場だけ『糸』にする等)アプローチが安全です。
Q. 自分達のセンスに自信がありません。どう決めればいい?
A. 「いちばん2人で繰り返し聞いた曲」を1つだけ選ぶのが出発点。2人が好きな曲は2人らしい曲です。客観的な「良さ」より、お二人にとっての「特別さ」を信じてください。それでも迷う場合は、お互い別々に3曲ずつ書き出して、共通点がある曲を選ぶ方法もあります。
Q. ゲストに「あの2人らしいね」と思ってもらうコツは?
A. 映像のテーマカラー統一と手書きテロップが効きます。BGM以外の映像側の個性表現がそのままお二人らしさになります。曲が定番でも、映像が独自ならゲストの記憶には「お二人らしい式」として残ります。
Q. 思い出曲がISUM未登録の場合はどうすればいい?
A. 式場プランナーさん経由でISUMにリクエストできます。マイナー楽曲やインディーアーティスト曲は未登録の可能性があり、申請後2〜4週間で登録される例が多いです。挙式直前期の楽曲変更は時間切れリスクがあるので、選曲は3〜4週間前までに確定する流れが安心です。
Q. 海外バンド・洋楽アーティスト名義の楽曲はISUM登録されている?
A. メジャーレーベル所属の海外アーティスト(Ed Sheeran・Adele・John Legend・Bruno Mars等)はほぼ全曲ISUM登録済です。独立系レーベル・インディー系のアーティストは未登録の可能性があるので、ISUM公式DB(isum.or.jp)で曲名とアーティスト名を組み合わせて検索し、登録状況を事前確認してください。
Q. 2人で軸が分かれた場合の決め方は?
A. 新郎は「趣味の軸」で洋楽アコースティック派、新婦は「物語の軸」で家族テーマ派——というケースは珍しくありません。シーン別に軸を分けて両方採用するのが現実的な解決策。オープニングは新郎軸、エンドロールは新婦軸、お見送りBGMは共通の好み——というように、お二人の多面性をシーン別に表現すれば、両方のセンスがゲストに伝わります。
Q. 「私たちらしさ」を後から振り返って後悔しないコツは?
A. 選曲時点で「なぜこの曲なのか」をお二人で言語化しておくと、後から振り返ったときに記憶が鮮明に残ります。「初デートで聞いた」「プロポーズの直前に流れていた」「2人で好きなアーティストの代表曲」など、選曲の根拠を1行のメモに残しておくと、結婚式後10年経っても「あの選曲は2人らしかった」と確信を持って思い出せます。挙式当日のプログラムに小さく「セレクトの理由」を一文添える方法も人気で、ゲストへも自然な形でお二人らしさが伝わります。家族や親しい友人へのお礼状にも、選曲エピソードを添えると感謝の伝わり方が一段深まります。
