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結婚式オープニングのISUM申請ガイド|挙式4ヶ月前から逆算で進める手順と料金の整理

結婚式オープニングのISUM申請ガイド|挙式4ヶ月前から逆算で進める手順と料金の整理

式場プランナーさんから「ISUM(イーサム)申請が必要です」と言われて、「ISUMって何?自分で何かやらないとダメ?間に合うの?」と急に不安になる方は本当に多いんです。挙式まで何ヶ月もあるはずだったのに、突然「申請が必要」と言われると焦ってしまいますよね。

実はISUM申請は挙式の3〜4ヶ月前から動き始めれば十分に間に合うものですし、新郎新婦のお二人がやることはとてもシンプル。下の表は、挙式までの月数別に「いつ・何をすればよいか」を時系列で並べたものです。「いま挙式まで何ヶ月か」を当てはめながら見てみてください。

挙式までの時期 お二人がやること 式場側が動くこと
4ヶ月前 自作ムービー持ち込みの意向+使いたい曲をプランナーに伝える ISUM登録状況をDB照会
3ヶ月前 CDレンタル or iTunes購入で音源入手 ISUMへ正式申請
2ヶ月前 承認連絡を受けてムービーへ楽曲組込み 許諾書類の管理
1ヶ月前 完成ムービーを式場に納品 受領・保管
1週間前 会場で試写・最終確認 機材で再生確認

表を見てもらうと分かるとおり、お二人の役割は「曲名を伝える / 音源を用意する / 完成版を渡す」の3点に集約されます。ISUMへの正式申請はすべて式場プランナーさんが代行してくれるので、お二人が窓口に出向く必要は一切ありません。ここから時期ごとに、もう少し詳しく見ていきましょう。

そもそもISUMって何?JASRACとの違いをやさしく整理

ISUM(=結婚式で市販楽曲をムービーに組み込むときに必要な著作権処理の窓口)は、2018年から本格運用されている結婚式向けの著作権集中処理サービスです。JASRACという名前は聞いたことがあるけれど、ISUMは初めて、という方が大多数。最初に2つの違いをかみくだいておきます。

💡 ポイント
JASRAC=楽曲をその場で「流す」権利の窓口(=会場のBGM再生に必要)。ISUM=楽曲を「映像に組み込んで残す」権利の窓口(=ムービー制作に必要)。同じ曲でも「流すだけ」と「映像に組み込む」では権利の種類が違うので、それぞれ別の窓口が必要、と覚えておけば大丈夫です。
項目 JASRAC ISUM
扱う権利 演奏権(その場で流す) 複製権(映像に組み込む)
結婚式での例 入場・歓談中のBGM オープニング・プロフィール映像
お二人の手続き 不要(会場が包括契約済み) 必要(プランナー経由で代行申請)
費用負担 会場使用料に含まれる 1曲あたり別途

覚えやすいフレーズは「BGMはJASRAC、ムービーはISUM」。これだけ頭に入れておけば、プランナーさんとの会話で迷子になりません。

挙式4ヶ月前:プランナーさんへの伝え方と最初の打ち合わせ

ISUM申請のスタート地点はここ。打ち合わせのタイミングで、自作ムービー持ち込みの意向と使いたい曲をプランナーさんに伝えるところから始まります。「自作ムービー、持ち込みOKですか?」から会話を切り出すと、自然な流れで話を進めやすいです。

ISUM申請で必要になる情報

プランナーさんに最初に伝えたい情報は、シンプルに整理できます。事前にメモしておくとスムーズです。

1
自作ムービーを持ち込みたい意向
「オープニングは自分たちで作る予定です」と一言。会場によっては持ち込み料が発生する場合もあるので、その確認も同時に。
2
使いたい曲のアーティスト名と曲名
複数候補がある場合は第1〜第3希望まで伝えておくと、未登録だった場合の差し替え判断が早くなります。
3
使用シーン(オープニング / プロフィール / エンドロール)
シーンごとに料金が発生するので、何曲使う予定かもざっくり共有しておくと見積もりが早いです。
⚠️ 注意
お二人が直接ISUMに申請することは制度上できません。ISUMは結婚式場・ムービー制作業者などの登録事業者だけが申請できる仕組み。プランナーさんに伝えれば代行してもらえるので、無理に個人で進めようとしなくて大丈夫です。

挙式3ヶ月前:ISUM公式DBで曲の登録状況を確認

このタイミングで、使いたい曲がISUMに登録されているかを確認します。実際の照会はプランナーさんがやってくれますが、お二人もISUM公式サイトの楽曲データベースを事前にチェックしておくと、未登録時の対応が早く決まります。

登録されている曲・されにくい曲の傾向

主要アーティストの楽曲はほとんどがISUM登録済です。Official髭男dism・米津玄師・あいみょん・YOASOBI・Mr.Children・福山雅治・嵐・中島みゆき・絢香・MISIA・Ed Sheeran・Bruno Mars・John Legend・Adeleなど、結婚式で人気の邦楽・洋楽は安心して使えるラインナップ。

一方でマイナーインディーズ・同人系・K-POPの最新リリース曲・久石譲のジブリ系インスト・Disney系楽曲は未登録のものが混じる可能性があります。これらの曲を使いたい場合は、申請前にプランナーさん経由で個別確認をお願いするのが安心です。

未登録だった場合の選択肢

選択肢A:ISUMにリクエスト送信
所要期間2〜4週間。挙式3〜4ヶ月前なら十分間に合います。マイナー曲でも対応されるケースが多いので、まず試してみる価値あり。
選択肢B:著作権フリー音源に切替
即時利用可・追加費用0円。雰囲気が似たフリーBGMを探す方が早く、当日リスクも低い。DOVA-SYNDROMEや甘茶の音楽工房に結婚式向けが多数。

挙式2ヶ月前:音源の正しい入手方法と「サブスクが使えない」理由

ISUM申請がプランナーさんサイドで進んでいる間、お二人は音源を手元に揃える作業を進めます。ここで多いつまずきが「Apple MusicやSpotifyで聴いている曲を、そのまま編集ソフトに取り込めばいいの?」というケース。残念ながら、これは技術的に不可能です。

サブスク音源が編集に使えない仕組み

Apple Music・Spotify・Amazon Music Unlimitedなどのサブスクサービスで再生している音楽は、DRM(=デジタル著作権管理という仕組み)で保護されていて、動画編集ソフトに楽曲ファイルとして取り込むことができません。ストリーミングのために守られている形式なので、PowerPoint・iMovie・Premiereなどで「音源ファイルを読み込む」操作をしても認識されない、というのが現実です。

編集に使える音源の入手方法

編集ソフトに取り込める方法は限られていて、現実的な選択肢はiTunes Storeやmoraでの楽曲購入(1曲250〜400円)か、TSUTAYA等でのCDレンタル+MP3化(1曲100〜300円)の2つ。手元にCDがあれば、それをMP3化する方法もあります(1曲1,000〜3,000円相当)。

一方でApple Music・Spotifyなどのサブスクからの取り込み、YouTubeからの音声抽出は使えません。サブスクはDRM保護で技術的に編集ソフトに渡せず、YouTube抽出は著作権法上違法行為になります。コスパで選ぶならCDレンタル+MP3化が一番手軽です。

💡 ポイント
コスパで選ぶならTSUTAYA等でのCDレンタル→MP3化が一番。1曲300円前後で済みますし、編集ソフトで自由に扱える形式が手に入ります。MP3化ができるアプリは「Apple Music(旧iTunes)」のCD取り込み機能が定番。

挙式1〜2ヶ月前:料金の仕組みと「5分の壁」の考え方

音源が揃って、ISUM承認が下りたら、いよいよムービー制作に楽曲を組み込んでいく段階です。このタイミングで知っておきたいのが料金の仕組み。明朗会計の制度になっているので、見積もりは事前にプランナーさんから提示されます。

料金の目安(オープニングムービー想定)

楽曲例 原曲尺 ISUM料金 備考
Official髭男dism「115万キロのフィルム」 4:37 1曲分(約840〜1,458円) 5分以内・標準料金
米津玄師「Lemon」 4:15 1曲分(約840〜1,458円) 5分以内・標準料金
福山雅治「家族になろうよ」 5:18 2曲分(約1,680〜2,916円) 5分超え・料金倍
福山雅治「家族になろうよ」(4:55に編集) 4:55 1曲分(約840〜1,458円) 編集で料金が半額に
Ed Sheeran「Perfect」 4:23 1曲分(海外曲はやや高め) 5分以内・標準料金
結論
ISUM料金は「5分01秒以上は料金が倍」になります。これがいわゆる「5分の壁」。原曲が5分を超える曲を使いたい場合は、4:55以内にフェードアウト編集するだけで料金が半額になります。ただしオープニングムービーは1〜3分が標準なので、ほとんどの場面で5分の壁を気にする必要はありません。

料金に幅がある理由

ISUM料金は(1)JASRAC等の著作権使用料/(2)レコード会社の著作隣接権使用料/(3)ISUM事務手数料の3つを合算した金額。同じ「5分以内」でも、人気アーティスト・海外曲・新譜は若干高めになる傾向があります。最終的な金額は楽曲ごとにプランナーさんが見積もりを出してくれます。

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春の門出にふさわしいオープニングを安心して

挙式1週間前:試写と当日トラブルを防ぐチェック

ISUM処理が完了して、ムービーが完成したら、最後に大事なのが会場での試写です。家のパソコンで再生できても、会場のプロジェクター・スピーカーで再生したら音が出なかった、というケースは意外と多いんです。試写は会場の機材で実際に再生して、目と耳で確認する場。

試写で確認したいポイント

✅ 試写で必ず確認したい項目

  • 映像が正しい縦横比(16:9)で表示されているか
  • 楽曲が問題なく流れているか・冒頭から最後まで切れずに再生されるか
  • 音量バランス(BGMが大きすぎて声が聞こえない等になっていないか)
  • 会場プロジェクターでの色味の見え方(家のパソコンより薄く感じる場合あり)
  • USBの予備データを当日持参するか(媒体トラブル対応)

音が出なかった場合のチェックポイント

もし会場で音が出ない場合、まず疑うのはMP4書き出し時の音声埋め込み設定。PowerPointの場合は「ファイル→エクスポート→ビデオの作成」の画面で「ナレーション使用」または「タイミングを反映」の項目がONになっているかが分岐点になります。iMovie・Premiereの場合は音声トラックがアクティブ状態でエクスポートされているかを確認すれば大体解消します。

未登録曲だった場合のフリー音源という選択

使いたい曲がどうしてもISUM未対応・申請が間に合わない場合の現実的な選択肢がフリーBGMサイト。完全合法・無料・即時利用可能で、結婚式向けの落ち着いた曲・感動系の曲が思いのほか豊富に揃っています。「あの曲じゃなきゃ嫌」というこだわりがなければ、最初からフリー音源で組む選択も十分にあり、です。

結婚式向きの無料BGMサイトで定番なのがDOVA-SYNDROME(日本最大級・1万曲超、「結婚式」「感動」「ピアノ」カテゴリが充実)と甘茶の音楽工房(感動系の楽曲が豊富で「結婚式・ウェディング」カテゴリあり)。明るい曲なら魔王魂(「ジングル」「シネマティック」)、洋風BGMならYouTubeオーディオライブラリがおすすめです。

プロ品質にこだわるなら、有料サブスクのArtlistも選択肢。1万曲超の中から「Wedding」「Romantic」カテゴリで結婚式向きを探せます。どのサイトもダウンロードして編集ソフトに取り込めるので、ISUM未対応曲の代替として頼りになります。

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親しみあるトーンでフリー音源とも好相性

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結婚式オープニングで使われやすい登録済人気曲

ISUM登録の可能性が高い、結婚式オープニングで人気の曲を、原曲尺と「5分の壁」マーク付きで整理します。「編集要」マークがあるものは、4:55以内にフェードアウト編集することで料金が半額になる候補です。最終的な登録状況は申請時にプランナーさん経由で確認してもらえます。

邦楽オープニング向け楽曲

アーティスト 曲名 原曲尺 5分の壁
Official髭男dism 115万キロのフィルム 4:37 標準料金
Official髭男dism Pretender 5:25 編集要(4:55以内)
米津玄師 Lemon 4:15 標準料金
あいみょん マリーゴールド 4:54 標準料金(ギリギリ)
あいみょん ハルノヒ 3:36 標準料金
福山雅治 家族になろうよ 5:25 編集要(4:55以内)
Mr.Children HANABI 4:00 標準料金
YOASOBI 夜に駆ける 4:21 標準料金
MISIA アイノカタチ 4:51 標準料金
中島みゆき 4:25 標準料金

洋楽オープニング向け楽曲

アーティスト 曲名 原曲尺 5分の壁
Ed Sheeran Perfect 4:23 標準料金
Bruno Mars Marry You 3:50 標準料金
John Legend All of Me 4:30 標準料金
Christina Perri A Thousand Years 4:45 標準料金
James Arthur Say You Won't Let Go 3:30 標準料金
OneRepublic I Lived 3:55 標準料金
The Beatles Here Comes the Sun 3:05 標準料金
Vanessa Carlton A Thousand Miles 3:57 標準料金

上記はあくまで2026年4月時点で登録の可能性が高い人気曲の一例。実際の登録状況は楽曲ごとに変動しますので、プランナーさん経由でISUM公式DBへの照会をお願いするのが確実です。

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自作と業者依頼でISUMの扱いはどう変わる?

「業者にお願いしたら、ISUM料金は別に発生するの?」という質問もよく出ます。結論からいうと、ムービーの作り方によってISUM処理の主体が変わるだけで、料金は発生する場面と業者料金に含まれる場面があります。

ムービーをどう作るかで、ISUM処理の主体と料金の出方が4パターンに分かれます。自作ムービーなら式場プランナーさんが代行申請し、料金はお二人が式場経由で別途支払います。ISUM対応の業者さんに外注する場合は、業者さんが申請を代行し、料金は業者料金に含まれていることが多いです。

注意したいのはISUM非対応業者に外注するケース。この場合は式場プランナー側で代行申請になり、業者料金とは別にお二人が支払う形になります。一方でフリー音源だけで作るムービーはそもそも申請不要で、料金もかかりません。

業者依頼を検討する場合は「ISUM対応の業者さんですか?」と最初の問い合わせで確認しておくと、追加料金の発生有無が見えて安心です。

よくある質問

Q1. 海外挙式の場合もISUM申請は必要ですか?

A1. 不要。ISUMは日本国内の結婚式が対象の制度です。海外挙式は現地の著作権法に従う形になりますので、挙式国のルールを式場や代理店に確認してみてください。

Q2. 1.5次会や2次会でもISUM申請が必要ですか?

A2. 会場の種類によります。レストランウェディング・ホテルでの1.5次会・友人主催の2次会でも、商用施設で公の場で上映するなら原則必要です。会場運営側がJASRACの包括契約をどう結んでいるかでも変わるので、ムービー上映前に必ず会場に確認を。

Q3. プロフィールとオープニングで2曲使う場合、料金はどう計算されますか?

A3. 1曲ずつ別途。それぞれ約840〜1,458円、合計で1,680〜2,916円が目安です。複数シーンで同じ曲を使う場合も、原則として1シーンにつき1曲分の計算になります。

Q4. 楽曲の一部(サビだけ・30秒だけ)を使う場合も同じ料金?

A4. はい、楽曲を使った時点で1曲分の計算。「サビだけ」「冒頭30秒だけ」のように短く使う場合でも、料金は1曲分として計算されます。逆に言えば、サビだけでも全部でも料金が変わらないので、使いたい長さで自由に編集してOKです。

Q5. ISUM承認が下りたあとに楽曲を変更したい場合は?

A5. 変更分の追加申請が必要。挙式1ヶ月前までに変更が確定すれば、追加申請でだいたい対応できます。プランナーさんに「変更したい」と伝えれば手続きしてもらえるので、迷ったらまず相談を。

まとめ

ISUM申請は「式場プランナーさんが代行してくれる手続き」であり、お二人が個別にどこかの窓口に行く必要はありません。やることはシンプルに、挙式4ヶ月前に「自作ムービー持ち込み」と「使いたい曲」をプランナーさんに伝えること。あとは音源を手元に揃えて、ムービーを完成させ、会場で試写するという流れで、自然とISUM処理が完結します。

料金は1曲あたり約840〜1,458円(5分以内)が目安で、5分01秒を超える曲は4:55以内に編集すると半額になります。サブスクの音源は技術的に編集ソフトに取り込めないので、iTunes購入かCDレンタル経由で音源を確保するのが現実的な選択。使いたい曲が未登録の場合は、リクエスト送信かフリー音源への切替で柔軟に対応できます。

「面倒な著作権処理を式場が代行してくれる便利な仕組み」と捉えれば、ISUMは決して怖い手続きではありません。挙式までの時系列に沿って一歩ずつ進めば、ふたりの好きな曲を安心してオープニングムービーに組み込める。これがISUM制度の最大の価値です。

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