結婚式の定番演出の一つであるプロフィールムービー。新郎新婦の生い立ちや馴れ初めを紹介し、ゲストに感動を届ける大切な役割を担っています。
しかし、近年では約10組に1組の新郎新婦が、あえてプロフィールムービーを上映しないという選択をしています。これは決して珍しいことではありません。
プロフィールムービーを上映しない場合でも、ゲストに「新郎新婦がどんな人なのか」を伝え、そして「今日来てくれたことへの感謝」を伝えることは、結婚式において非常に重要です。昔はプロフィールムービーという概念自体がなかった時代もあり、映像以外の方法で自己紹介や感謝を伝える方法はたくさん存在します。
このページでは、プロフィールムービーを上映しないと決めた新郎新婦様のために、その代わりとなる魅力的なアイデアを、具体的な方法やポイントを交えてご紹介します。ふたりらしい結婚式を叶えるためのヒントを見つけていきましょう。
なぜプロフィールムービーを上映しないのか?新郎新婦の多様な理由
多くの新郎新婦がプロフィールムービーを取り入れる現代において、なぜあえて上映しないという選択をするのでしょうか。その理由は、決してネガティブなものばかりではありません。ポジティブで前向きな理由から、プロフィールムービーを「なし」にする新郎新婦も少なくありません。
費用や時間、制作の手間を省きたい
プロフィールムービーの制作には、業者に依頼する場合も自作する場合も、それなりの費用と時間がかかります。特に結婚式の準備は多岐にわたり、時間的・精神的な負担が大きいもの。ムービー制作に割くリソースを他の準備に充てたいと考えるカップルもいます。
プライバシーや写真の準備に関する懸念
プロフィールムービーでは、幼少期から現在までの写真を使用するのが一般的です。しかし、以下のような理由から写真の準備が難しい、あるいは公開に抵抗があるケースもあります。
- 幼少期の写真が少ない、または見せたくない写真しかない
- 両親の離婚や再婚など、家族構成の事情で幼少期の写真を見せたくない
- 自分たちのプライベートな情報を積極的に公開することに抵抗がある
ゲストとの歓談や直接的な交流を重視したい
プロフィールムービーの上映時間は、一般的に5~7分程度です。この時間をゲストとの歓談や写真撮影、他の余興に充てたいと考える新郎新婦もいます。ゲスト一人ひとりとゆっくり会話する時間を大切にしたい、アットホームな雰囲気にしたいという希望がある場合、映像演出を減らす選択は有効です。
自分たちの言葉で伝えたい、司会者からの紹介で十分と考える
「自分たちのことは、自分たちの言葉で直接伝えたい」「プロの司会者からの紹介の方がスマートで、時間もかからない」と考える新郎新婦もいます。映像に頼らず、生の声や対面でのコミュニケーションを重視するスタイルです。
プロフィールムービーは、あくまで結婚式を彩る演出の一つです。必ずしも「なければならない」ものではありません。自分たちの理想とする結婚式の形や、ゲストへの想いに合わせて、自由に選択して良いのです。

プロフィールムービーを上映しない理由は様々ですが、どれも「ふたりらしい結婚式にしたい」という前向きな気持ちから生まれています。大切なのは、ゲストに感謝を伝え、ふたりのことを知ってもらうという目的を別の形で達成することですよ。
もし費用や時間が理由なら:手軽に作れるプロフィールムービーテンプレートという選択肢
もしプロフィールムービーを上映しない理由が「費用が高い」「作る時間がない」といった問題であれば、テンプレートを活用して自作するという選択肢もあります。プロが作成したデザインやアニメーションが組み込まれているため、写真とコメントを入れ替えるだけで、高品質なムービーを短時間で作成することが可能です。